動注治療
ABOUT INTRA-ARTERIAL INJECTION
動注(どうちゅう)治療について
- 動注治療とは
- これまで整形外科で行われてきた治療は、痛みのある場所を注射などで治す治療が中心でした。KAZU CLINICが提供する動注治療は、これまでの治療とは異なるアプローチです。 痛みの原因は、関節内や腱、筋肉などですが、痛みで感じるのは神経です。動注治療は、この神経を治療対象としています。 もう少しわかりやすく説明すると、痛みの原因部位には、それを治そうする体のはたらきが生じます。これが「炎症」です。赤くなったり、腫れたりする状態です。炎症部位には修復するために血管ができます。すぐに治ってしまう場合には問題ないのですが、何度もくり返し発生する炎症、慢性化して治らない炎症ではこの血管自体がむくみや血流の障害を引き起こします。通常の血管とは違う、炎症の場に発生する血管は、蛇行したり、静脈と吻合したりしており、血管造影という血管が見える検査をすると、もやもやしていることから「もやもや血管」と名付けられています。 血管があるところには神経も伴走して発生します。この神経が痛みを感じさせる物質を脳に伝えることで、人は炎症を痛みと認識するのです。 手の指や足などの慢性的な炎症が起こっている場所にも、もやもや血管と、それに付随する神経があります。これを治療する方法が、動注治療、もしくはもやもや血管治療、と呼ばれるものです。
- 慢性的な炎症が起こっている場所のもやもや血管を治療し、症状を改善します。
- もやもや血管に、水に溶けにくい物質(塞栓物質)を注射します。もやもや血管は細く、流れも遅いため、塞栓物質が炎症部位で血管に詰まります。その結果、血管が減り、痛みは改善します。 正常な血管が詰まったらどうなるのか心配になる方がいるかもしれません。実際には、正常な血管は、流れが速く、血管自体も太いため、塞栓物質が詰まることはありません。万が一詰まったとしても、バイパスの血管がありすぐに血流は改善するため、きわめて安全です。これまで8,000人以上の方に行われていますが、問題はありませんでした。 塞栓物質は、イミペネム・シラスタチンという、抗生物質の一種です。動注治療では、この物質を、細菌を殺す作用として使うのではなく、液体に溶けにくいという物質の特徴を生かして使用します。そのため、本来の使用法ではありませんので、保険適応とはならず、自費診療の扱いになるわけです。 このイミペネム・シラスタチンの副作用としては、この薬剤の持つアレルギー反応が考えられます。頻度はきわめて低いですが、アレルギー発生時の対応の上、動注治療を行います。
- 適応
- ・手:ヘバーデン結節、CM関節症、ブシャール結節、ばね指、手根管症候群、TFCC損傷、腱鞘炎
・足:足底腱膜炎、モートン病、外反母趾、痛風、アキレス腱炎
- 効果
- 1~2回の注射で症状改善
-
- 手指の変形性関節症
- ヘバーデン結節(第1関節)、ブシャール結節(第2関節)がはれて、痛くなる病気
-
- 足底腱膜炎
- 朝起きて踏み出した時や、歩き始めに足裏のかかとに近いところが痛くなる病気。
-
- アキレス腱炎
- かかとの少し上に付着するアキレス腱が痛くなる病気
ABOUT TREATMENT
治療について
問診
5min
動注治療について、費用も含め説明し、同意が得られれば治療を行います。
治療
10min
手の場合は手首、足の場合は足首の小動脈に注射を行いますが、問診から注射まで15分程度で行うことができます。
【治療についての注意】
治療直後は、熱い感じや痛みなどが起こることがありますが、一時的なもので問題はありません。皮膚も一旦白っぽくなりますが、元に戻ります。効果は、数日目から少しずつ感じられる方が多いようです。一度ですべてのもやもや血管を治しきることはできませんので、効果が不十分な場合には、2~3回行う場合もあります。一般的には、炎症が長く続いている方や高齢の方ほど、効果が乏しいと言われています。
【治療後の過ごし方】
治療は、とても小さな針を使用しますので、当日の入浴は可能です。日常生活での特別な制限はありません。
基本的には、1か月後に診察に来ていただきます。来院が難しい方はご相談下さい。
何か心配なことがありましたら、診察時にお渡しする連絡先にお電話ください。
治療直後は、熱い感じや痛みなどが起こることがありますが、一時的なもので問題はありません。皮膚も一旦白っぽくなりますが、元に戻ります。効果は、数日目から少しずつ感じられる方が多いようです。一度ですべてのもやもや血管を治しきることはできませんので、効果が不十分な場合には、2~3回行う場合もあります。一般的には、炎症が長く続いている方や高齢の方ほど、効果が乏しいと言われています。
【治療後の過ごし方】
治療は、とても小さな針を使用しますので、当日の入浴は可能です。日常生活での特別な制限はありません。
基本的には、1か月後に診察に来ていただきます。来院が難しい方はご相談下さい。
何か心配なことがありましたら、診察時にお渡しする連絡先にお電話ください。
費用について
自費診療となります。
*片手におさまっていれば痛い指が複数あっても、片手とします。
*痛みが両手に及ぶ場合は、両手の扱いです。
*足も同様です。
自費診療となります。
- 初診・
診察費用 - 7,000円(税込価格:7,700円)
- 再診察費用
- 5,000円(税込価格:5,500円)
動注治療
-
片手 25,000円(税込価格:27,500円)
両手 35,000円(税込価格:38,500円) -
片足 30,000円(税込価格:33,000円)
両足 40,000円(税込価格:44,000円)
*痛みが両手に及ぶ場合は、両手の扱いです。
*足も同様です。
PREPARATION & PRECEUTIONS
治療の準備と注意事項
- 診察時必要なもの
-
【準備物】
・保険証
・レントゲン(あればMRI)のCD、もしくは紙媒体
・お薬手帳
・(もし可能であれば)通院されているクリニック・病院からの紹介状
- ご予約について
-
・ホームページの「予約ページ」から予約して下さい。
・予約時間の15分前にお越し下さい。
・動注治療の予約は、午前は9:15、10:30、11:30、午後は14:15、15:30、16:30からとなっております。
・クーリーフと同一日での予約、診療はできませんので、ご注意下さい。
・当院は完全予約制のため、予約枠がすべて埋まっている場合には、直接お越しいただいても、診療はできかねます。ご自身の予約日時を忘れずにお越しください。10分以上遅れると、診療ができないことがあります。 やむを得ずキャンセルなさる場合には、直接クリニックにお電話ください。なお、無断キャンセル、診察1時間前以降のキャンセルについては、一定期間web予約ができなくなることがあります。 キャンセルした後の枠に、他の患者さんが予約を入れることができるよう、みなさんのご配慮をよろしくお願いいたします。